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| ●自己責任 |
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国家とはなんだろう。国家にとって最大の責務は、主義主張に関係なく国民の安全と財産を守ることにある。では国民とは? どんな政権であるかを問わず、働き、子供に教育を受けさせ、そして納税する人。そんな国と国民との契約関係をベースに国家は形成される。最大のポイントは安心と安全。そんな約束があるから、国はいつも国民を守ってくれるという信頼感があるから、私たちはこの国を愛し義務を果たす。それなくして国家は成り立たない。時の政府の都合で契約が反故にされるとしたら、国民は国家を信頼できない。
イラクの人質事件で、閣僚や与党から合唱するように「自己責任」という言葉がでた。言わんとするところは「自分のことは自分で守れ」ということなんだと思う。人質救出にかかった費用のうち幾らかは人質になった人に請求するという国は、果たして国家としての体裁を整えているのだろうか。翻ってパウエル国務長官は言う「危険な地域に自らの意志で赴き、活動する日本人がいたことに敬意を表する。日本人はそういう人たちを誇りに思ってほしい」。アメリカは好きになれないが、国民が一人でも危害を加えられれば、何百人もの兵士を送り救出しようとするアメリカを、国家として尊敬する。
自己責任を声高に主張した閣僚・与党議員の多くに「年金不払い」が発覚した。政治家とはなんだろうか。政治家として一番大事なことを忘れていやしないだろうか。政治家は「言葉」が命だ。そして、自分の言ったことを命がけで実現するのが政治家である。自民党の柏村が参議院でイラク人質事件に関して、人質になった人を「反日分子」と呼んだ。この人はどういう神経をしているんだろうか。タレントとして漫画道場で適当に話しているのが似つかわしい人なのだと思う。自民党の古賀誠や野中広務のように利権にどっぷりとつかっているかもしれないが、戦争にことのほか敏感な政治家の方がよりマシな存在だと思えてならない。 |
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