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| ●常識を疑う |
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どんな業界においても長い間の経験や慣習に基づいた、「当たり前」がたくさんある。そのひとつひとつに意味があり、常識として通用してきた。でも、時代は変わった。変わったからこそ、常識を疑い新しい戦略・戦術を立てることでビジネスチャンスをものにすることができる。
我々の業界の常識を考えてみよう。一つ目は「原稿はクライアントが作る」こと、二つ目は「校正はクライアントがする」ことの二点。原稿はクライアントが作る場合が多いが、プロとしての能力を発揮するために我々が原稿まで作る方が好ましい場合がある。そうすることで、一歩先へ進める。原稿ができあがった段階では安くできる業者が幅をきかせる。企画を発揮する隙さえもない。我々はあらゆる業界の専門知識を持ち合わせているわけではない。最低限骨子となる文章はもらう必要がある。しかし、クライアントの見えない、あるいは知り得ない長所は第三者だからこそ見える場合がある。なぜ、クライアントは情報発信するのか? クライアントがターゲットととしている市場はどこなのか?
それらを的確に捉え「カタチ」にできる業者であってこそ役に立てるはずだ。クライアントが校正するのも当たり前の話である。しかし、我々はクライアントが校正したことを「免罪符」にしてきはしなかっただろうか。つまり、何かミスが生じたときクライアントが校正したことを錦の御旗として、責任回避をしてはこなかっただろうか。ここに常識を疑うポイントがある。校正をしていただくのは我々の考えたデザインやレイアウトがクライアントの考え思惑と大きくズレていないか確認してもらう意味と、クライアントの書いた原稿が正しく処理されているかの確認のために必要な行為だ。しかし、文言の統一や文章チェックは我々でできるし、事前にそれをしておくことでクライアントの負担は半減する。つまり役に立つことができる。送りがなの統一や用語の統一をすることで全体のレベルを上げる。つまり、クライアントが校正をする真の意味をとらえ確実にカタチにしていくことが肝要だ。なぜ内校をするのか? 我々とクライアントが質の高い商品を作るための「共同作業者」としての位置に立ち、お互いが質の高い仕事をすることが必要なのだ。ミスが出たときもそうである。誰がとか、なんでとかは後回しなのだ。時間的な制約の中で如何に現状復帰させるかが最大の課題である。その後原因を究明し二度と同じ過ちをしないように整理する。信頼関係とはそんなところに生まれるものだと思う。 |
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